ご来場ありがとうございました!

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 もう10月ですね。キミハドコニイルの第一回公演が終わり、半月ほど過ぎてしまいました。遅くなりましたが、無事公演が終わったことのご報告とご来場いただきました方々へ、本当にありがとうございました!楽しんでいただけましたでしょうか? 
 私は大変なことが多すぎて、終わるまで、気が気でない日々でした。遅れましたが、演劇ユニット『キミハドコニイル』主宰の一ノ宮由加理と申します。
 のべ475人のお客様に旗揚げ公演を見ていただくことが出来、本当に嬉しく幸せに思います。多くの人たちと作り上げたこの公演では、いろいろと勉強になり、精神的にも打たれ強くなりました。それほど、いろんなことがありました。身近の人たちに支えてもらいながら、なんとか公演を最後までやり遂げることが出来ました。関係者のみなさま、お疲れさまでした。そして、ありがとうございました。
 みなさまへの感謝を早く伝えないと、と思いながら残務処理を済ませて、ぼーっとしていたら、半月経っていました。
 次回の公演についてですが、未定です。みんなで何か出来たらいいなとは思っています。継続していくことに意味があることは重々承知しておりますが、生きていかねばなりません。ですので、どうなるかわかりません。社会人の方々が多い今回のユニット参加者たち。ふらふら生きてきた自分としましては、その方たちを見て、ちゃんと働くことは必要だと感じました。いろんな場面で何度も思いました。なので、しばらく働きます。そして、また、作りたいもの、形にしたいものがあればやりたいと思います。私がやりたいと思う前に、誰かがやってくれるのであれば、それは大歓迎です。
 なんだか、しんみりとした文章になっていますが、一年弱のプロジェクトが終わり、少し感傷的になっています。去年の11月に、四方田さんに公演をすることで見えてくるものが必ずある、と言われ、じゃあやってみよう、と軽いノリで企画がスタートしました。
そこから、個別で参加者を募り、だんだんと仲間が増えていきました。役者さん、スタッフさん、お手伝いの方々、合わせて41名の方たちと一緒に公演を作り上げることが出来ました。最初はというか、公演が始まる直前、いや、公演中まで、公演をする意味があるのか半信半疑でした。私は作家なので、お話を書けたら、満足なんです。だから、よくわかりませんでした。お金をかけて、時間をかけて、膨大な労力をかけて、意味があるのか。公演が終わり、しばらく経った今、やる意味があったと思っています。それぐらい、自分の中で変化がありました。一番大きいのはお客さまの声が直接聞けること。そして、自分の書いた世界を役者が大きく広げてくれること。人との関わりがなければ見えてこなかったことが見えてきたこと。やって良かったです。四方田さん、ありがとうございます。
 なので、今度、2回目の公演も意味があるものにしたいです。それは、また今回とは違う形になると思いますが、というか、違う形にしたいです。回を追うごとにどんどん変化
していけるユニットにしたいです。
 長くなりましたが、また次回お会い出来る日を楽しみにしています。
 寒くなってきましたので、お体にお気をつけて。 

2017.10.2  一ノ宮由加理