先週に引き続き、ワークショップを開催。
本日は、俳優さん向けです。即興、アドリブに強くなる!という、うたい文句でみなさんにお集まりいただき、参加者は14名。
役者さんが中心ですが劇作家もちらほら混じりながら、ゲーム形式のものを3時間やりました。
円になって座って、まずは自己紹介。
それから、少し、インプロ(即興演劇)について、講師の方の説明を聴きました。
日本では、あんまり盛んではない?というお話で、確かに、集まっている演劇をやる人たちのほとんどがインプロを見たことがなかったです。
フルーツバスケットをウォーミングアップがてらやり、手の一番冷たいひとを先頭に温かいひとを最後になるようにしたり。これは、後で講師の方とも話したのですが、日本人はなかなか身体の接触をせずにコミュニケーションを取るので、自然と触れ合う機会を与えられると一気に距離が近づくようで嬉しかったです。
ここから、一人ずつポーズを取ってもらい、それをもう一人が気をつけの姿勢に戻すというゲームをしました。これも、否応なく身体に触れるので、どんどん仲間意識が芽生えたように感じます。
面白かったのが、周囲の反応から、何をやって欲しいか当てるゲーム。これは、演劇でまさにお客さんの反応を見て、俳優が感じることなのではと。演劇だけではなく、日常にも周りの反応を見て動くことがあると思いますが、これは、日常のような曖昧な正解ではなく、明確な正解があります。だから、正解に辿りつくと、当てるひとも周りのひとも盛り上がりました。
最後に講師の方から、見ているひとにも心地良い時間を、ということを言われました。
やっている人間が気持ち良いのももちろんですが、見ているひとが心地良くないと演劇にはなりません。
普段なら、やらないゲーム形式のもので感じないことを感じ、考えないことを考え、身体を使って表現するということをこのワークショップで出来たことはとても有意義な時間でした。
講師の清水さん、ありがとうございました。
参加された皆さん、楽しんでいただけたでしょうか。
また、やりましょう。
キミハドコニイル 一ノ宮由加理