日差しが痛いほど暑い中、板橋区の施設で演出ワークショップを行いました。
公演参加グループで演出経験のあるものが少ないため、経験者の四方田さんが講師となり、演出を実践していきました。
演出とは、いったい?
早速、グループに分かれ、実践していきました。
初歩の初歩として、数行のセリフの演出をしました。いったい何をどうすればいいのか、わからず、漠然としたイメージで伝えました。
すると、見ている側にも、漠然としか、伝わりませんでした。
また、季節感を出すということにも、みんな、頭がいかず、セリフを足さずに、季節を出す難しさに演出家たちは頭を悩ましました。そうしていると、役者さんたちがアイデアを出してくれ、ああー、そういう見方、やり方があるかと頭がほぐれていきました。
次に、15分ほどの芝居の演出をつけていきました。宿題で脚本はもらっていたので、
役者さんの割り振りから、具体的に演出をしていきました。
先ほどより、脚本が長い分、話のイメージが膨らませやすいので、こういうイメージでと具体的に示していきました。そしてまた、役者さんのアイデアも活かしていきました。
用意していた音楽は、もう少し長くても良かったなとか、タイミングをずらしたかったなとか、いろいろ思いましたが、音楽も使い様によって、とても効果的になると実感しました。
戯曲セミナー生たちは、書くことに特化している人たちだと思っていました。
しかし、このワークショップで見たセミナー生たちは、書く以外に、役者として、
また、演出家として、十分な素地があると驚きました。
私は、役者ではないので、舞台の上で普段と違う顔を見せるセミナー生たちを見て、ドキドキワクワクして、嬉しくなりました。舞台で輝く人たちだなと思いました。
そして、一番、今回感じたのが、演出未経験の仲間たちの演出のレベルが高く、焦りとともに、公演への手応えも感じました。
すごい人たちと一緒にやるんだ、私も頑張ろう、負けないように。
そう思える人たちと今回の公演を出来て、嬉しいです。
公演まであと、2ヶ月ありますが、すべてを出し切れるよう、みんなで競いながら、頑張っていきたいと思います。
公演楽しみにしていてください。