カテゴリー: 谷頭和希

役者の個性を待ちながら~「新訳 ゴドーを待ちながら」リーディング公演を見て考えたいくつかのこと。

2017年11月に小劇場運動のメッカ、「早稲田小劇場どらま館」にて「新訳 ゴドーを待ちながら」の2回目となるリーディング公演が行われた。訳者は岡室美奈子、演出家は6月の初回リーディング公演に引き続き宮沢章夫である。 内容は「ラジカルガジベリビンバシステム」でいとうせいこう、竹中直人らと日本における最初期のシュールコントを磨いた宮沢ならではの非常に洗練されたコントのような「ゴドー」だった気がする。ウラジ… 続きを読む